発達障害の子供が通う施設

発達障害の子どもの中には、理解のある一般の幼稚園や保育園に通って元気に過ごしている子も大勢います。
しかし、なかには障害の度合いが重いために通常の幼稚園での生活が難しい子どもや、地元の幼稚園で理解が得られず入園を断られてしまうケースもあるようです。
そのような場合には、障害をもった子どもが通う「児童福祉施設」に通所することになります。
児童福祉施設では、通常の幼稚園や保育園で行うような遊びに加えて、子どもが自分と周りとの関わりを理解しやすいように考えられた遊びのプログラムや、体の感覚に意識をむけることのできるリズム遊びやリトミックなどもふんだんに取り入れられています。
障害をもった子どもの場合、言葉でのものごとの理解がじゅうぶんにできないケースも多いため、できるだけ「体の感覚」に訴える指導をするのが有効なのだそうです。
そのため、先生はできるだけ子どもとのスキンシップを大切にして、子どもが相手の存在をきちんと感じられるようにしているのだとか。
また、言葉に遅れのある子どもには個別の指導を行ったり、体の障害を併せ持つこどもへのサポートなどもあるそうです。
発達障害を持つ子どもは、どうやってコミュニケーションをとったらいいのか分からないということも多いのですが、児童福祉施設ではそのような子どもたちのために、周りの大人やほかの子どもに対して自然と関心を持てるような遊びを行ったり、自分の言いたいことを適切な方法で伝える訓練、信頼関係を築く練習なども行われています。
また、これらの施設を卒園して小学生になった子どもが放課後に通うことのできる教室を開いているケースもあるんですよ。

発達障害をもった子どもを普通の幼稚園に通園させるかそれとも障害児向けの施設を選ぶかは、さまざまな意見があり、どちらにも賛否両論がありあます。
しかし障害児の教育に特化した施設であれば、子どもが「まわりについていけない」苦しみを味わうことなく、子どものペースを大切にしながら周囲とうまく関係を築いていくことを学ぶことができます。
中には自分の子どもの障害を受け入れたくないがために、発達障害の子どもを普通の幼稚園に通わせたがるお母さんもいるようですが、これはあまり適切とはいえないでしょう。
もっとも大切なのは子ども自身です。
子どもが毎日を楽しく過ごしながら、生きていくために必要なものを身につけるにはどうするのが最も適しているかを考えたうえで、通園施設を選んであげてほしいな、と思っています。